病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

パパイヤを収穫する時は樹液に気をつけろ

南大東島での生活が今日で一週間となりました。相変わらずのどかな日々が続いています。最近は大きくなってきたカボチャの実の下にプラスチックの板を敷いていくという作業を中心に仕事してます。カボチャの実は苗についているんですが、そのままだと地面に接する箇所が黄色いままで見た目が悪く、商品価値が下がるんだそうで、この板を敷いて太陽光を反射させ、まんべんなくきれいな色になるようにしてるそうです。

 

順調にいけば今日と明日で全部終るはずだったんですが、午前の作業の途中でパパイヤの収穫をすることになり、多分明後日まで板敷きの作業はかかりそうです。パパイヤの収穫は初めてだったんですが、とにかく気をつけろと言われたのがパパイヤの実をもぎ取ったときに切り口から垂れてくる白い液です。これが肌にかかるとなんかすごいことになるそうです。具体的にどうなるかはよくわかんなかったんですが、とにかく意味のわからないことになるそうです。

 

その液が皮膚にかからないように、作業はゴム手袋をして行いました。脚立を木のそばに運び、登ってパパイヤの実をもぎ取る。この時期のパパイヤは果物というより野菜感覚で扱うそうです。先日いただいたカレーにもばっちりパパイヤが入ってました。見た目は緑色で、瓜のようにも見えます。重いものだと2kgくらいあります。明日飛行機がこの島から出るんですが、それに載せて500kg出荷するそうです。ちなみに、無事誰もこの液に直接触れることなく、少なくとも誰もその意味の分からない状態になることなく、収穫終了しました。

 

ほんとに毎日、単純な作業をして質素な飯を食って寝る、という生活を続けてます。前の職場と比べるとかなりいいとこだなーと思ってはいますが、いまいち感動がないのがあれです。まあこれはどんな風に働いてもそうなのかもしれませんが。あ、そういえば今日は畑からカボチャをもらってきました。これをうまく調理すれば感動するかもです。

 

でも、ずっとこういう生き方だとなんかいやだなーと思うところがやっぱりあって、それはなぜかというと、多分、自分が死ぬときに「これやってやったぜ!」と誇れるものが残らない気がするからです。ここで今世話しているカボチャはいずれ東京に出荷され、東京で誰かに買われてその人にいくらかの満足を与えることでしょう。でもそれがしたくて今この農家で働いているのかというとそうでしゃなく、「ちょっと農業やってみたかった」というのと「色々事情があって一時的に家がないから住み込みバイトで三ヶ月くらい放浪しないといけない」というのが重なっての結果なんです。農業は大事な仕事だと思いますが、自分がそれをするより、今ストレスまみれでこのままだと自殺にまっしぐらーみたいな仕事してる方にこういう生活しながら元気になってもらえたらなーというようなことの方がしたいです。慣れないときついし、どこで働くかで当たり外れありますが、ましなとこだと残業になっても夕方6時くらいで終ります。季節によって朝5時から作業が始まったりしますが、その分早く終ることが殆どみたいです。そろそろ何いいたいのかわかんなくなってきたのでやめます。とりあえず、色んな生き方ありますよーってことで。

 

以上