病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

あと四日 カボチャ農家バイト日記

昨日はカボチャの収穫を一日中やってました。これがまあ力仕事で大変でした。一時間残業してなんとか終りました。「今日頑張って終らせれば明日は休みじゃーい」と思って踏ん張りました。おかげで今日ゆっくりできてます。

 

収穫がどんなふうに進んでいくかというと、まず畑のカボチャを苗から切り落として根元のほうに集めておきます。で、全部の実を落としたら、軽トラで畑沿いを回りながら横0.8m、縦0.6m、高さ0.5mくらいのかごにカボチャを回収していきます。一回でこのかご33個分のかぼちゃを回収できます。ひとつのかごが15~20kgくらいですかね多分。で、これを倉庫まで運んで、そこに全部おろしてまた回収に行く、というのを4往復しました。最後の回収はかご20個分くらいだったので、合計でかご119個分のカボチャを収穫しました。ひとつのかごにカボチャが平均15個入ってたとして、1785個になります。これを午後4時ちょっと前から6時ころまでかけてやりました。そして、これとは別にもうひとつ収穫時のカボチャの畑がありまして、こっちの方が昨日終らせた畑より大きいです。多分僕がここで働いてるうちにそっちも収穫やるでしょう。ちょっとげんなりします。

 

でもまあ、もう後四日したら僕はここでのバイトの期間が終って、その翌日には那覇に飛び、那覇に三泊して東京に戻ります。そしたらついに自分の部屋があります。そもそもこんな風に住み込みバイトを転々としてるのも、色々な事情で住むところがないためでした。農業やってみたいってのもあったんですが、家がない!という状況が背中をどんっ!と押してくれて。でもこの背中押されたってのは一歩踏み出せないでいるときに優しく励ましながら前に進む勇気をくれるみたいなのじゃなくて、崖っぷちに立って「うわー高っ恐っ」って思って見下ろしてるときに殺意を込めて後ろから「どんっ」て押された感じなんですが。やむを得ずです。が、それなりに良い経験にはなったと思います。崖から転げ落ちた割にはかすり傷ですんでよかったなーといった感じです。

 

この「家がない」状態が終わるんだなーと思うと、なんだかうれしくて無気力になって、作業もだらーってなってしまったりします。今は週六で働いてますが、まあどうせこれからもバイトか何かでお金は稼がないといけないんですが、それでもそんなに毎日働くことはないでしょう。するとどうなるか。毎日ぼけーっとしていられる時間がたっぷりあるということです。うわっうれしい。しかも近くにスーパーもコンビニもあって、色んなものが買えるし。想像しただけで楽しくなってきます。こんなことで楽しくなるくらい農家でのバイトってのは仕事が多いです。今働いてるとこはこの島の他の農家と比べても畑の面積が多いのでそれもあってなおさら大変です。もし「農業楽しかったよ」なんて話を聞いたとしたら、それは給料がでない完全なボランティアの類いだと思います。給料が出る形で農家で働くとなると、基本的にきついと思います。すくなくとも、「自然の中でのびのびと」なんて期待はしない方がいいでしょう。手際よく作業やってかないと仕事終らないし(僕の今働いてるとこは畑の大きさに対してあきらかに人手が足りないので、むりな作業はカットしてます)、暑い中寒い中作業をしないといけないし、しゃがんだりかがみ込んだりした状態で長いこと作業をするので、腰や足がいたくなるし。

 

ただし、残業はどんなに遅くても(今までの経験上)18:30までとかです。日が暮れるともう仕事できないことが多いので。あと、人と対することもあんまないので、僕みたいな人間的にあれなやつでもその面では気楽にやっていけます。

 

もうすぐでここでの仕事もおわりだけど、まあまだ終わりじゃないんで気を引き締めていこうと思います。

 

以上