病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

バナナの値段がなんでこんなに違うのか

コンビニでよくバナナを買います。その値段に大きな(少なくとも一大学生からすると大きな)差があります。なぜなのか不思議に思ったので調べてみました。

 

近場のコンビニで、一番安いバナナは128円。高いのだと398円。間をとって238円のものもあります。値段が高い方がおいしいと感じるんですが、128円のバナナの代わりにちょっと贅沢して1ランク上の238円バナナに手をだすことはありますが、その上をいく398円バナナは予算オーバーです。この値段の差はどこから来ているのか。

 

どうやら、バナナが生産される場所の標高によっておいしさに差がでるようです。標高が高いほど寒暖差が大きくなり、バナナの味や食感が良くなるらしいです。で、標高が高い所にあるほどバナナの収穫や輸送にかかるコストが大きくなるのでそれが値段に反映されている...のだと思います。ところで、バナナの9割ほどはフィリピンからの輸入ですが、そのフィリピンに去年直撃した台風の影響や病原菌によってバナナの木が枯れるなどしたことで全般的に値段があがってるそうです。バナナは腐り易い果物なので、輸送して販売するまでの管理が難しいそうです。これをこなしてくれている労働者がいるから僕らはおいしいバナナを食べれるんですね。

 

僕はこの他に、安いバナナの生産者は仲介業者によって不当に利益を奪われてるんじゃないかと思いましたが、そういうわけではないようです。1970年代まではプランテーションでバナナを栽培していた小規模農家に対して搾取が行われていたようですが、1990年代から包括的農地政策によってバナナ生産農家が自立できるようになったそうです。そこに至るまではやっぱプランテーション企業との交渉が大変だったそうですが。

 

それと、良いバナナは、標高だけでなく土壌の質にもこだわってるそうです。良いものは高くつく、という訳ですね。ちなみに、2015年にフィリピンに甚大な被害をもたらした台風は、地球温暖化と関係があるんじゃないかと言われていて自分もそんな気がしてます。環境問題が巡り巡って日本のバナナ愛好家にも負担を強いているという面があるかもです。そんなことを環境保護の理由の一つにしていきたいと思う深夜でした。

 

以上