ヨギー(ニートと社会人の狭間)の日々(2017年7月4日現在)

週三で警備バイトをしながらのほほんと生きているヨギーの雑記

この世にはなくてもいい仕事がある

去年の年末の話。人生で唯一の日雇いバイトを経験しました。業務内容は、「派遣先のスーパーで冷蔵ピザをひたすら焼いて試食用に提供する」というものでした。これがしょっぱなから色々トラブりまして。朝の8時に指定されていたスーパーに着いて、こっちに担当の人がいると聞いていたのでその担当の人を探すことに。裏の倉庫にいた人たちに聞いてその担当の人(以下Tさん)を見つけることが出来たんですが、「試食販売の派遣できました」というと、Tさんの返事は「え?なにそれ?」。

 

なんと、先方のスーパーの担当に試食販売(業界用語で「マネキン」というそうです)のバイトの話がしっかり通ってなかったようで。どうしたものかと。そして自分はマネキン経験ゼロだったのですが、そのことを知ったTさんは激怒。僕に、ではなく、僕を派遣した会社に、です(株式会社Dignityという会社です)。というわけで、Tさんは派遣会社に電話。「なんかうちにマネキン用にそっちから寄越されたやつがいるんだけどー。それがマネキン未経験だっつうの。どういうこと?なめてんの?」みたいなことを電話口でまくしたてるTさん。それをのほほんと眺める自分。

 

この電話に焦った派遣会社Dignity、「すぐに担当をそちらに向かわせます」。それが、一時間経っても二時間経っても会社から人がこない。その間、「あーこのまま今日の仕事終わってくんねーかなー」とやる気ゼロの自分。昼過ぎにやっと人が来た。バイトの説明の時にしゃべってた派遣会社の社長でした。見た目がまるで狸親父。このたぬ...社長が、ついにTさんと向かい合う。さらに、試食用に提供する予定の冷蔵ピザの販売元である会社からも視察かなんかで社員さんが来ており、その様はまるでこれから狸汁にされるか否かの瀬戸際にある狸の謝罪のようで惨めなことこの上なかったです。

 

ひたすら謝罪をするた...社長。それに対し、Tさんの返答は厳しい。「謝ってもらってもしょうがないんですよ。どういうつもりなんですか?マネキンやったことないやつをマネキンとして寄越すなんて。何考えてんですか?」。冷蔵ピザ販売会社の社員も、「うちの商品の売上に関わることをこんな雑な形でやられると困るんですよねえ」。そして、今日のテーマである一言がTさんの口から飛び出る。「そもそもマネキンなんていなくたって商品は売れるんですよ」。そう、そのとおり!

 

その商品が欲しい人がいたらマネキンなんていなくたって買っていく。この後、結局午後からマネキンはやりましたが、試食した後に買っていく人がどれほどいたかというと、いまいち。試食せずに買ってく人もいましたし。大半は試食を食べて満足そうに歩き去っていく。マネキンをやって出る給料の大半は、自分の存在の無意味さを感じさせることへの慰謝料なんじゃないかと思うほどの虚無感。こんな仕事なくてもいい。

 

なくてもいい仕事を作り出して、そのために多くの人が時間を費やす。それで給料が出ても、やりがいのないことを自分の意思に反してやってるって健全じゃない。社会全体にとってマイナスなんじゃないかと思う。もっと労働力を有効に使ってくれないか、と思いながらあと充電が4%しかないからここらで終わります。

 

以上