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ヨギーニートの日々

自称変人が綴る日記的なブログ

去り行く隣人と朝の四時に釣りに行った話

この島ではバナナが高い割に小さいし味もそんなにおいしいわけではないというつらいとこがあります。今日店で4本140円のバナナが売ってたので「お、安い」と思って買いました。見た目が緑色であんまおいしそうではなかったんですが、バナナを久しく食べてなかったのでそこのあたりはまあいいやと譲り、とりあえず買いました。が、家に帰って食べてみるとめちゃまずくて久しぶりに期待はずれのショックを感じました。僕は結構なんでも食べるほうなんですが、そのバナナは一口かじってすぐ吐き出しました。多分果物として食べるものじゃないんでしょう。そういう訳で、緑色で安いバナナを買うときは注意しましょう。

 

今僕が住んでる、農業バイトで来てる人用の寮には一昨日まで僕以外に三人の人が住んでました。内二人は全然話さないんですが、あとの一人がかなり社交的で、この島でもかなり顔の広い人でした。でもその人と仲良くなったのは結構最近で、たしか二週間くらい前です。で、その時から釣りに行こうとか卓球行こうとかって言い合ってましたが、僕が体調悪かったり天気が崩れて大雨が降ったりでどんどん日が過ぎ去っていきました。そして気がついたらもう明後日にその人が出発するってなって、どうしよう、と考えた末、釣りに行きましょう、ということになりました。でもこれもかなり無茶を覚悟の上でして、なぜかというとその人は顔が広すぎて出発間近のこの時期は色んなとこで連日送別会が開催されていたのでした。僕が知ってる限りでも出発前夜も含んで三日連続で送別会。僕も彼も仕事があるし、仕事終わりは時間が合わないとなって、どうしようかと相談した結果、じゃあ仕事前の早朝に釣りに行きましょう、となりました。

 

早朝から釣り。朝四時から釣り。そもそも釣りなんてまともにしたことのない自分。果たして釣りが自分にとって楽しいものなのかに不安をおぼえながらも、ずっと一緒に釣りいこうとか卓球行こうとかって約束してて全部流れてしまったことになんとなく罪悪感を感じていたので、ここが正念場、と思って早朝からの釣りに挑むのでした。

 

そして当日。「明日は四時に起きるぞー」と気合いを入れて床についてた甲斐あって、見事朝三時に起床。四時をちょっと過ぎたくらいに、彼が前日の夜の送別会から帰ってきました。そう、彼はもう寝る間もないほど予定が詰まってしまっているのでした。いや、彼の睡眠時間にとどめをさしたのは僕と釣りに行くという約束なので僕が悪いです。あちらを立てればこちらが立たず。まあしょうがない。彼はかなり体育会系なので大丈夫でしょう。そしてまだ真っ暗な中、車に荷物を積んでいざ釣りへ。

 

でもさすがに彼は疲れて眠そうで、僕も車の中でぼけーっとし始め、お互い言葉すくなく、窓の外は相変わらず真っ暗で、なんか釣りじゃなくて心霊スポットに行くみたいな景色でした。そして港に到着。車からおりると、予想外の寒さ。そんな中、釣り道具を出していざ釣り開始。が、釣りの流れがまったくわからない自分。糸にえさを付けて海に投げ込む。そして待つ。彼は眠そうで、僕は「そういえば俺会話めっさ下手だった」ということを思い出して、お互い特に何を話すでもなく竿が揺れるのを待つ。何か話そうかとも思ったけども、相手は見た感じ半分寝てるだろうし絶対盛り下がるなーと思ってとてもはなしかけられる空気じゃありません。この空気の中、「あーこんな時間に釣りなんてするもんじゃないなー」と学習したのでした。結局1時間ほど粘ってまったく釣れず。腕時計が6時になるちょっと前あたりに、「釣れませんしそろそろかえりませんか?」と聞くと、即座に「そうしましょう」と返事がきました。

 

そういう訳で、恐らくお互いに「わざわざこんな時間に釣りなんて来ない方がよかったな」としみじみ思いながら帰途につきました。まあその日の晩に近所のおっちゃんの家で花見(という名目で皆で集まって飲む会)あるからってことで僕の雇い主の農家さんに誘われ、そこでその社交的な隣人も来てたのでそこで楽しく話して朝の埋め合わせにはなったんじゃないでしょうか。ただ、彼の方はこの日の夜にこの花見の他にも二カ所から飲みの誘いを受けてるそうで、一時間とは話せませんでしたが。

 

まあ、こういう時は飯食ったりするのが安定ってことですね。

 

以上