病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

テレビでトランプ大統領に反対するアメリカ先住民をみて考えたこと

今週は急遽土曜日が休みになりました。なぜかはしりません。とりあえず自転車で海に行ってきて断崖絶壁を散歩してきました。そこの岩はどれも風と波で削られてぼろぼろの刃物みたくなってるとこが多くて、そんなとこを小一時間歩いてた結果インドで買ってきたアリババパンツの左足ふくらはぎのあたりが破れ、両手に擦り傷を負いました。でも海はやっぱりきれいでした。

 

休日といっても散歩くらいしか特にすることがないんで、じゃあ晩飯においしいものを食べようということで僕の部屋から自転車で5分ほどのところにある「なすび」という食事処に行ってきました。こっちで外食は初めてなのでどんな感じなのかと思ってましたが、普通に食事処でした。ゴーヤチャンプルとかあったので頼んでみましたが、今ゴーヤが切れてるそうで、ホワイトボードに書いてあったおすすめメニューから「鶏唐揚げあんかけ」を注文。食材がきれてるところが島って感じがします。鶏唐揚げあんかけはおいしかったです。

 

で、食事処なすびにはテレビが置いてあって、その時はアメリカのトランプ大統領に反対するアメリカ先住民のことを報道してました。なんでも、トランプさんがこれまで中止していたパイプラインの工事を再開させることを許可する大統領令をだしたそうですが、そのパイプラインの工事によって先住民が利用する水の水源が汚染される可能性が大きく、その大統領令に反対する先住民がデモを行っている、というものでした。

 

このパイプラインを引く経路に関して、抗議をしている先住民の人が言うには、どうも白人の居住区や白人が利用する水の水源に影響が出ないよう、先住民の居住区に通しているそうです。これは先住民に対する差別だと。先住民の人は(全員がそうかはわかりませんが)自分たちが住んでいる土地は先祖代々守ってきたもの、という感覚が強いようで、それをけがされるというのは我慢ならない、パイプラインなんて反対だ、と主張してるようです。

 

公共インフラの整備なんかを行う時にはよく特定の国民が不利益を被ります。高知県では早明浦ダムの建設のために村が一つ水没し、成田空港建設の時も(確か)建設地の住民の立ち退きがあったりして反対がありました。でもその結果できたものが今日重要な役割を果たしてます。早明浦ダム高知県だけでなく、四国の全県に水を供給してるし、成田空港はもういわずもがな、日本の空の玄関なんて呼ばれてます。パイプラインについてはどれくらい必要性があるかわかりませんが。ひとついえるのは、パイプラインを引く経路の決め方に、白人の都合を優先してるんなら人種差別と批判されるべきだし、出来るなら差し止めしたっていいんじゃないかと思います。

 

ただ、経済学をかじった人間としては、この先住民に対してなんらかの補填をすることでパイプラインの建設に納得してもらっては、と考えてしまいます。でもこれまた難しいかもしれなくて、先住民の人はなんというか、神聖なものを守る、という態度のようなのでお金で解決出来そうな問題じゃない気がしてます。そうなるともう力づくでおしすすめるかルートを変えるかだと思います。工事は中断になってたみたいなんで、あたらしいルートにするならこれまでかけた費用のいくらかは切り捨てないといけないでしょう。それでも、新しいルートによって不利益を受ける人たちに(補填つきででも)納得してもらえるならそれでいいと思います。そこまでしてパイプラインが必要なら。力づくでいくならそれなりの必要性を説明できないといけません。

 

と、自分なりに考えてはみましたが、結局当事者意識が欠けてるのでどうとも言いがたいです。賛成も反対も安易にするものじゃないと思ってます。なんか締まった感じがしませんがこれで終ります。

 

以上