病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

名前について

今日はめちゃくちゃ寒かったです@香川県観音寺市。山間地では雪が降り、平地でも今晩は降雪があるそうです。なにしろ、風が間断なく吹き付けるので、畑仕事の最中は体感温度はマイナスでした。体が冷えて気がふれそうでした。足の小指なんてもげちゃうんじゃないかと思うくらいでした。なんとか一日の作業を終えましたが、両手は赤く腫れ上がってます。寒い中で長時間過ごすと、首や肩がこってたりします。寒さで体がすくんだままの状態でずっといるので。幸い明日は休みです。ゆっくり体を休めます。

 

さて、突然なんですが、僕は十五年くらい前、遊戯王というカードゲームにはまってて、その時にあるカードを見て強く疑問に思ったことをふと思い出したのでここで再び考えてみます。最初に言っておきますが、明日以降の生活になんのプラスにもなりません。時間に余裕のある方以外にはおすすめしません。時間があってもおすすめしません。

 

そのカードというのは、「生き血をすする者」という、攻撃力・守備力とも数百のなんの効果も持たない雑魚モンスターです。ネット環境が良くなくて画像アップできないんですが、検索したら出てきます。その、「生き血をすする者」という名前のモンスターに当時ものすごい違和感を覚えました。「生き血をすする者?じゃこいつの名前って何?」といった感じの疑問です。つまり、生き血をすする者ってのは、生き血をすすってるもの全般をさすことが出来て、遊戯王の世界なら他にいくらでも生き血をすすってそうなのはいる訳で、この名前でどれか特定のやつを呼ぶってのは混乱を招くからこのモンスターにもっと別の名前を付けようよ、と思ってた訳です。

 

僕は最近毎日雑草むしってますが、そこから「雑草をむしる者」なんて名前を付けられたら不憫です。他にも雑草むしってるやつおるやん。そこのミャンマー人とか。そんな中、僕だけにわざわざ雑草のスペシャリストみたいな名前つけんでいいでしょ、と思います。生き血をすすってることで有名なモンスターがいて、そのまま「生き血をすするもの」なんて名前付ける前に、もちょっと他とごっちゃにならないような名前を付けてやったほうがいいじゃないか、と当時の僕は思ってました。

 

という感じで、「生き血をすする者」というのがモンスターの名前であることがいまいち納得出来ませんでした。それが名前だというなら、このモンスターの親はなんという名前になるんだ、とかって考えると、絶対こいつには別の本名があるはずだ、と考えてます。生き血をすする者が名前なら、その父親は「生き血をすする者(父)」みたいに、没個性的な名前しか考えられないじゃないですか。生き血をすする者っていうのはあだ名で、本名は別にあるんだ、だったらその本名で出てこいよこの野郎、と当時の僕は思ってたんでしょう。

 

僕には名前があって、人によってはあだ名で呼ばれることがあります。というか、本名で呼ばれることはかなり稀です。が、あだ名は一緒にいる人が誰であるかによって変わりますが、どんな呼ばれ方をしても、それがさすのは僕です。人は色んな顔を持ってますが、それは元となる個人の上に乗っかったもので、仮のようなものなんでしょう。本名があって、その上に時と場合によって変化するあだ名が乗っかってるように。生き血をすする者も、遊戯王で遊ぶ僕たちからしたらそれでいいんですが、仮にこのモンスターが実在してたら、この生き血をすする者という呼ばれ方もあだ名の一つに過ぎず、は虫類族の雑魚モンスターという顔も仮のものなんでしょう。つまりは、他人からの認識は自分にとって仮の顔であることばかりで、本当の自分はその下にあるんだと。思います。

 

「マンモスの墓場で生き血をすする者を破壊!ははは雑魚モンスターめ!」とののしられても、これは仮の顔なんだと悟れば自分の進むべき道が見えてくる(マンモスの葉墓場:攻撃力1200)。なんとかと言う会社の営業部長とか、コンビニのバイトとかってのはその人の名前にはなりません。皆自分の名前を持っていて、それが元です。そのオリジナルの自分の攻撃力や守備力は、他人からの評価で上下しません。自分の本当の実力です。多分。働いてて、社会の中ではバイトは社長よりも攻撃力も守備力も低いなーと感じます。装備魔法カードでもないと太刀打ちできません。「トラップカード発動!時間外労働への反発!」みたいな展開にならないと倒せません。ここまで持ってきても盗賊の七つ道具とかで返される可能性もあります。でもそうしたら相手はライフポイント1000払わないといけないので、いくらかダメージを与えられます。どっちにしても、仮の顔で戦ってる場所では他人との間で勝敗があります。でも元となる自分は、過去の自分との勝負な気がしてます。勝負の場所も、どこということはなく、いつでも勝負が始まる可能性があります。だから自分が誰になんと呼ばれても、どんな肩書きを持っていても、本当の自分をチェックしてちゃんとレベルが上がってるか確認したいなと思ってます。

 

こんなことを考えさせてくれた、生き血をすする者。ありがとう、生き血をすする者。

 

以上