病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

新年になって気づいたこと:農業ってつらい

新年始まってから寝正月状態だったブログですが、そろそろ再開しようと思います。今年に入ってから、農園バイトでの作業がちょっとハードなものになってきてつらいと感じている最近です。去年はネギ剥きで一日が終るということが続いていましたが、一月は定植という作業や雑草むしりが多く、寒風吹きすさぶ中、畑にしゃがみこんで作業をするという寒さと疲労のダブルパンチです。休憩時間も畑の中で行うんですが、風が強いと休憩のときもむしろ冷えのせいで体力消耗するというありさまです。今日は朝二時間だけネギ剥きをして、その後はずっとにんにく畑の雑草むしりでした。昼過ぎまでは日があたって温かいんですが、午後四時頃から急激に寒くなり始めます。しかも畑が広い広い。むしってもむしっても終わりが見えない中、寒さに耐えて作業を続ける。しゃがんだ姿勢で何時間もいるので、膝、腰が疲れます。

 

数年前、僕の親戚の一人がこんなことを言ってました。「農家なんてきつくて絶対継ぎたくなかった。やっとのことで家を出て農業以外の仕事をみつけた。農業なんてもうしたくない」。これを聞いたとき、僕は「そんなに農業ってきついのか?」と思ってましたが、実際にやってみるとよくわかりました。作業は重いものを運んだりってのあまりはないんですが、しゃがみ込んでの作業が多くてこれがきついです。冬は寒さがこたい、夏は夏で暑苦しいんでしょう。職場の社員さんは夏の定植作業で体重が五キロ減って今も戻ってないそうです。この上、怒鳴らないと仕事を教えれない上司が控えてたらチェックメイトでしょう。あの親戚のことばはまぎれもない真実だったと言えます。

 

ニンニクの苗に気をつけながら雑草をむしりとりながら、寒さと膝、腰のだるさに耐えて考え事をしてると、こんな作業を子供のころから経験してたらスーツを着て立派な建物を持った会社や役所で働くことにかなりのあこがれを持つようになるんだろうなーというところに行きつきました。そういう会社員や公務員でもいざなってみるとつらいと思うことが予想したより多いかもしれませんが。

 

しゃがんでの作業が連日あるので、畑仕事がつらいのは大方がしゃがんでの作業だからだと思ってます。これが、室内で立ったままできたらどれだけ身体的にましになるだろうと思います。過去百年の間にかなり色々な技術が誕生してきたので、ここらで農業の宿命とされてきたこのつらいしゃがむ作業にも終止符が打たれないだろうか、と一人願望を膨らましてます。

 

まあ、作業が大変なのは規模がでかいからってことも関係あるんでしょう。収穫量が多くないと収入も少なくなるので。結構な数の農家が外国人の研修生や労働者を雇って成り立ってるそうですが、キツい作業に日本人の労働者は集まらないんでしょう。僕も今の給料でこの仕事は続けれません。農作業を楽にしながら収入も上がる、そんな変化が必要だと感じる新年六日目です。

 

以上