病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

地元にて:大阪王将で餃子定食を食べながら「あーみんなもっと楽しそうに働けないのかなー」と考えてる年末

昨日の夕方五時頃、高知に到着しました。香川県観音寺市から路線高速バスで約一時間。いつもは東京から夜行で帰ってるので見れないんですが、今回は高速道路を走りながら雄大な自然を楽しむことが出来ました。ほんとに山だらけですね高知県。四国の中でも山で他の三県から隔離されてます。でもこのおかげで、大和言葉が多く残ってるそうで、土佐弁は日本の伝統的な言葉に結構近いそうです。水資源も豊富で、早明浦ダムは徳島、香川、愛媛にも大量の水を供給しているそうです。

 

そんな自然あふれる高知県は好きなんですが、毎年実家に帰るかどうかってなると帰りたくねーって思ってます。実家によらないでいれるなら高知に戻ってくるのは楽しみなんですが、宿泊費に回せる金の余裕もないしそれもできないという現実があります。そういう訳で、ほぼ十年にわたって続いているコミュニケーション断絶状態の実家に戻ることになります。戻る目的は家族に会うというより、祖父母に会うため、と言っていいです。まあここのところの家族事情についてはここまでにしときます。

 

では本題。今回は荷物も少ないし、高知駅から歩いて実家まで行けると思って歩いてたら、やっぱ以外と遠くて、「三十分歩いてやっと高知球場かー」って感じだったので(ここから実家までその後40分程かかりました)、一旦休憩がてら晩飯にしようと、近くで手頃な飯屋を探す。このあたりは最近色々な企業が進出してて、セブンイレブン、浜寿司、大阪王将などが通り添いに並ぶようになってます。そう、数年前にはセブンイレブンなんて高知にはなかったんです。それがついにここにも...。まあ全然使わないんですけどね。とりあえず大阪王将で食うか、と決めて入店。僕は基本ベジタリアンなんですが、自炊できる環境にないときは柔軟に対処してます。どうせどこ行っても肉使ってんだろ、と日本の食品業界にちょっと不満はありますが、とりあえずうまいからってことで妥協。

 

そして注文。餃子定食。感想。うまかった。満腹になった。たまにはこういうのもいいよね。と、おおむね満足してたんですが、カウンター席から見えるバイトの表情がどうも残念でした。そのときホールにいたバイトは三人でしたが、その中の一人が明らかに「もう辞めてえー」って顔してたのです。いや、辞めたいかどうかはわかりませんが、なんというか「もう疲れたよちくしょー」、「やってられるか」といった苦渋の表情でした。要は楽しくなさそうだったってことです。

 

僕も乗馬クラブとか農園とかで働いてて、馬糞を手押し車一杯に積んで全力でバランス取りながら進んでるときに怒鳴られたり、長時間しゃがんだ状態で雑草むしっててもう別の生き物になるってくらい腰がいたくなった時とかに「くそったれがー!」と思いながら働いてた瞬間はありました。だからなおのこと、楽しく働きたいと思うし、他の人にも楽しく働いて欲しいと思ってるしだいです。つらい作業をしながら体が疲弊しているだけでなく、「だりいー」「こんちくしょうがー」と思いながら心も疲弊してると、その仕事が苦役みたくなってしまい、多分人格がネガティブな方向に向かってくんじゃないかと思うからです。僕の場合、同僚との雑談とかでなんとか楽しみを見いだしてます。良好な人間関係があればきつい作業の助けになります。

 

大阪王将にて、そんな事を考えながらちょうど最後の唐揚げに箸をかけてました(餃子定食は、おかずが餃子12個と唐揚げ二個というボリュームでびっくりしました)。どんな仕事も、なかなか自分が思った通りのものではないでしょう。でも、どんな仕事でも楽しみながらやってけるはずですし、その方が誰にとっても得なはず。特に接客業なんかは、働いてる人が楽しそうだと客もなんとなくいい気分になるんじゃないかと思います。インドとかで飯屋に行くと、もうウェイターが机の上に腰掛けてたりやたら話しかけてきたりとルールなしなんですが、彼ら彼女らは楽しく働いてるようです。こっちの方が飯食ってても、ただ飯食っただけじゃない楽しみがありあます。たまに「うぜえな」と思うこともありますが、慣れたらその愚痴にも漫才のつっこみのような寛容さがこもってきます。

 

という訳で、いつか地方のチェーン店のバイトでも楽しく働けるようになってほしいなーと思って過ごす新年三日前の夜でした。

 

以上