ベジ生活二十二日目 日本の労組③
昨日は、まともに機能している日本の労働組合の組織率は10%ほどしかない、という話をしました。今日は日本の労組がどういう訳でこんなに衰弱したのかについてです。
日本で労組組織率が高かった時は50%を超えており、そのころは社会党が野党第一党であったりと、社会主義が結構な支持を得ていました。労組は社会党を通して政治的な力を持っていたと言え、労働者の力は強かったのだと考えられます。
しかし、1990年代にソ連が崩壊し、社会主義の失敗が世界的に認められました。日本でも社会主義への支持が薄れ、労組の中でも同じことが起こりました。労組が社会主義路線を捨てたので、社会党とのつながりも薄れ(社会党自体も衰弱していましたが)、政治的な力を失いました。
これをきっかけに労組の求心力はなくなり、労組は労使協調路線を選ぶことになります。企業のいうことをおとなしく聞くという組織になってしまいました。政治力と一緒に労働者を守るという本来の目標も捨ててしまった形です。社会主義という思想と政治力に寄りかかりすぎた結果と言えます。ほんとはそんなの関係ないところで労働者が自分たちの権利を守るために使用者と交渉できるものであるべきなんですが。
以上。
今日の飯
朝:豆乳、白米、黒ごま、梅干し
昼:お菓子(せんべい、クッキー)
晩:マグロとアボガド丼@ガスト(卵、のり、レタス、醤油、わさび)
間食:バナナ、餅二切れwith黒糖醤油
昼飯にまともなものを食べれませんでした。以後気をつけます。