病んだヨギーの日々(2021年4月27日現在)

就職してしまったヨギーの雑記

休日にバイト先の農家さんにカレーをごちそうになった話

沖縄の南大東島というところで農業バイトを開始してから四日目が過ぎようとしています。今日は休日で、作業はまだ三日しかしてないんですが、かなり満足度の高いバイト先だと感じてます。農業の作業はやっぱ楽ではないんですが、一緒に働く人(同い年のアルバイト一人と本島出身の雇い主のおっちゃん)ともうまくやってけそうだし気候はいいし、時間に追われて作業をしてるって感じがあまりしません。前にバイトしてたとこと違って個人経営だし、今の時期は出荷がないというのもあるんでしょうけど。

 

今日の午前中はママチャリで島の半分くらいを回ってきました。とにかく海がきれいです。今まで見たことのない青さでした。普通ならそんなきれいな海には人がわさわさ集まってくるんでしょうが、ここの海は人影が一切ありません。今日は海岸で遠目に釣りをしてる人を一人見かけただけでした。まあ砂浜が一切ないんで泳ぐとかは難しいですね。網が張って泳いでも安心なとこもあるみたいです。

 

そんな感じで午前中を過ごして、一旦帰宅して昼飯にしようとしてると、雇い主の農家さん(以後Nさん)から電話が。「ん?今日は休みのはずだけど?」と思いながら、「もしかしてなにか聞き逃してた?」と不安になりながら電話に出ると、「おめえ今日昼飯一緒に食え」と。最初はわけがわからなかったんですが、何回か聞き返して、「あ、今からうちに来て一緒に飯食おうってこと?」とやっと理解できました。

 

どうも、牛肉一キロを調理しようとしたところかなり余ってしまって、色々やったんだけどまだ余っててそれでカレー作ったらとても一人じゃ食べきれない量になったから一緒に食べようぜ、ということでした。正月もバイトの人を呼んで飯を食ってたそうです。こんな感じで皆で飯を食ったりするってのがNさんの気まぐれであるそうで、個人的にはいいことだと思ってます。ついでに庭に植えてるシークワーサーももらったし、Nさんのお母さんからでかいサンドイッチもらったし、この島の人は気前がいいですねー。カレーには島で作ったカボチャも入ってて、おいしかったです。

 

そんなわけで、まあまあ楽しく働いてます。Nさんの家から寮に帰る途中に、この島の小学生からなぜか韓国語で挨拶されたりと、この島の人柄というのがなかなか気にいってます。

 

以上

また行きたいカツ丼屋の話

昨日の夜から大阪にいます。明日の朝に出るのであんまゆっくりは出来ないんですが。でも今日は三時間くらい歩いて二時間くらい立ち読みしたんで充実です。さらに、「これはまた来たい!」と思えるカツ丼屋にたまたま出会ったので大満足です。

 

そのカツ丼屋は千日前一丁目の法善寺横町という通りにある「喝鈍」という店です。前回大阪にいたときに友人の友人から案内してもらった時のルートを晩飯時に歩いてて目にとまった店です。店内は10席程の小さい店ですが、値段も高くなく感じのいい店長と店員がいる店です。もちろん飯もうまかったです。注文したのはキムチカツ丼。750円。+100円でみそ汁がつきます。

 

入ったときから店内の雰囲気がいいなというのがわかって、常連のお客さんがいて気さくに話してました。僕は最初はそれをハタから見てただけだったんですが、僕の後に入ってきた中国人の一団の話す英語を通訳して店員側に伝えたところから話すようになり、楽しく過ごせました。

 

特に何を話したかなんて覚えてないんですが、話し終わった後に「あー楽しかった」という感じが残ってました。この人と話して楽しかったなーって時はこんなもんなんだと思います。お互いに言いたいこと言い合って発散して楽しかったという気持ちだけが残るってのが。

 

あと、店長も店員さんも楽しそうに働いてたのが居心地よかったです。いつぞや立ち寄った大阪王将バイトが機械的に仕事してたのを思い出すと、「ああいい店だなー」と思います。今度大阪来るときもまた来ようと思います。大阪来る方は行ってみては。

 

以上

昨日(観音寺での農業バイト最終日)のこと

昨日がここ香川県観音寺での農業バイトの最終日でした。最終日にして初めての作業とかあったり、雨の中屋外作業でびしょぬれになったりと楽な日ではありませんでしたが、雨が幸いして午前中で作業が終わり、大歓喜の中で最後の帰途につきました。そりゃもううれしかったですね。もし午前中で終ってなければ、午後はタマネギの定植をずっとやることになってましたから。

 

この一ヶ月を降りかえって、地獄の責め苦かと思うほどのキツかった作業も今では「あんなこともあったな」としみじみ思い出します。そこで、まあ農業は普通一年のサイクルなので自分はそのごく一部しか体験してないんですが、キツかった作業をあげていきます。一番はもうだんとつで雑草むしりです。長時間、寒い中、殆ど動かずにしゃがんだまま、ひたすら無限に続くように見える畝の雑草を抜いていく。雨が降ったら畑に水が溜まってて足から冷えてくるし、だいたいいつも風が強いので頭からも冷えてくるし、そんな中で長ければ朝の8:00から17:00まで、一時間半の休憩を挟んで一日中この作業をしてました。こんな日は寒さで発狂するのではないかと思いながら怨念をこめて雑草をむしってました。二度とやりたくないです。

 

次点はトンネルづくりです。トンネルとは、コンクリートのあれではなくて、ビニールを張ってつくるやつです。半円形の柵を畝に一定間隔で刺していって、それに超長いビニールを張って、作物が風に吹っ飛ばされたり冷害をうけたりしないようにできます。いや、その目的をちゃんと聞いたことはないんですが、そんな感じだと思います。この作業は色々やることが多くて、しかもそれを結構な大きさの畑複数に張っていきます。まず畑の畝に半円形の柵を刺していって、一つ空けながらその柵の根元に杭を打っていきます。柵の上からビニールを被せ(1.5mくらいの筒に巻かれた超長いビニールを、畝を挟んで二人で持って、別の一人がビニールの端を持って、二人が前進して行く。畝の端から端まで歩き終わったらそこでビニールを縛りつけて次の畝に移る)、そのビニールを上からビニールひもで縛っていく。ひもは柵の根元に打った杭に通していきます。杭を打つ作業で大変なのは、土が硬かったりでかい石にぶつかったときで、こういうときに力づくで杭にハンマーを振り下ろしても杭が曲がってしまい、かといって場所をずらしてもうまく刺さらないし、といった感じで時間がかかるししゃがんだ状態で行うのでつらいです(曲がった杭はまっすぐになおさないといけませんがこれもまた大変です。あと、僕がこの作業をしたときは雨の後で畑は水浸しで、冷えもありました)。作業自体が大変なんですが、この時の社長の口からでる言葉がまた気分を萎えさせるものでした。怒らないと仕事を教えられないのか、と始終思ってました(僕はこの汚い言葉を浴びせられなかったんですが、社員さんは奴隷労働かと思うような扱いでした。身体的暴力はありませんでしたが。ちなみに、この作業は時間との勝負要素がかなり大きくてこういう時だけ社長さんは鬼になります。いつもは気さくな関西のおっちゃんです)。

 

キツかった作業もあったんですが、毎日ってわけではないんでなんとかやってこれました。楽しかったかというとそうでもありませんでしたが(ビジネスとしてやってるので当然というば当然ですかね?)、社員さんともそこそこうまくやってたし、こんな大規模にやらなければ楽しいかなーと思います。ビジネスとして大きい規模でやるならなんとか、せめてしゃがんでやる作業がどうにかならないかなーと切に思います。ちなみに、夏の作業もキツいそうで、社員さんに聞いただけなんですが、「ほんと倒れるよ」とのことでした。農業で稼ぐってのは大変です。自然の中で豊かに働くなんてほど遠いというのが感想です。むしろ自然にもてあそばれ、上司がはずれの可能性もあり、相当な忍耐が必要だなーと思います。

 

今日は大阪まで行ってちょっとゆっくりして、その後沖縄に飛びます。そこで今度はカボチャとサトウキビ栽培の農家さんでバイトです。あったかいところに逃げます。

 

以上

立ち読みと購買の関係

今日は休みだったので、朝からブックオフで立ち読みってました。単行本で十巻以上のある漫画を読んでいたんですが、最終巻まで置いてなくてちょっと物足りなく感じた一日でした。

 

住み込みでのバイトの時、休日の過ごし方は限られていて、家で読書するかテレビ見るかブックオフで立ち読みするかで殆どの時間を使います。そういう訳でブックオフに立ち寄ることが多いのですが、これだけ立ち読みしてるとついでに本を買う気がかなり高確率で起きます。ただで何冊も漫画読ませてもらってるので、そのお礼だと思って本を買ったりします。気になる本や、一度読んで面白かった本があればなおさら買います。

 

逆に、立ち読みだけして何も買わずに店を出ると、ちょっとずるいことしたような気になったりします。店の人に「あいつ試食だけ食って出て行きやがった」と思われてる気がして。

 

別に特段「この本を買いにきた」という訳ではないけど、立ち読みさせてもらって満足して、そのついでではあるけど結構積極的に本を買う。なんというか、こういう買い物って紳士だな、と我ながら思います。そういう風に自分を肯定的に評価できるってことも相まって、さらに購買が確実になってる気もします。無料で何かを提供するってことで、僕みたいにそこで何かにお金を払っていくってお客さんがいることを計算してるのかどうかは知りませんが、とりあえずブックオフありがたいです。

 

以上

名前について

今日はめちゃくちゃ寒かったです@香川県観音寺市。山間地では雪が降り、平地でも今晩は降雪があるそうです。なにしろ、風が間断なく吹き付けるので、畑仕事の最中は体感温度はマイナスでした。体が冷えて気がふれそうでした。足の小指なんてもげちゃうんじゃないかと思うくらいでした。なんとか一日の作業を終えましたが、両手は赤く腫れ上がってます。寒い中で長時間過ごすと、首や肩がこってたりします。寒さで体がすくんだままの状態でずっといるので。幸い明日は休みです。ゆっくり体を休めます。

 

さて、突然なんですが、僕は十五年くらい前、遊戯王というカードゲームにはまってて、その時にあるカードを見て強く疑問に思ったことをふと思い出したのでここで再び考えてみます。最初に言っておきますが、明日以降の生活になんのプラスにもなりません。時間に余裕のある方以外にはおすすめしません。時間があってもおすすめしません。

 

そのカードというのは、「生き血をすする者」という、攻撃力・守備力とも数百のなんの効果も持たない雑魚モンスターです。ネット環境が良くなくて画像アップできないんですが、検索したら出てきます。その、「生き血をすする者」という名前のモンスターに当時ものすごい違和感を覚えました。「生き血をすする者?じゃこいつの名前って何?」といった感じの疑問です。つまり、生き血をすする者ってのは、生き血をすすってるもの全般をさすことが出来て、遊戯王の世界なら他にいくらでも生き血をすすってそうなのはいる訳で、この名前でどれか特定のやつを呼ぶってのは混乱を招くからこのモンスターにもっと別の名前を付けようよ、と思ってた訳です。

 

僕は最近毎日雑草むしってますが、そこから「雑草をむしる者」なんて名前を付けられたら不憫です。他にも雑草むしってるやつおるやん。そこのミャンマー人とか。そんな中、僕だけにわざわざ雑草のスペシャリストみたいな名前つけんでいいでしょ、と思います。生き血をすすってることで有名なモンスターがいて、そのまま「生き血をすするもの」なんて名前付ける前に、もちょっと他とごっちゃにならないような名前を付けてやったほうがいいじゃないか、と当時の僕は思ってました。

 

という感じで、「生き血をすする者」というのがモンスターの名前であることがいまいち納得出来ませんでした。それが名前だというなら、このモンスターの親はなんという名前になるんだ、とかって考えると、絶対こいつには別の本名があるはずだ、と考えてます。生き血をすする者が名前なら、その父親は「生き血をすする者(父)」みたいに、没個性的な名前しか考えられないじゃないですか。生き血をすする者っていうのはあだ名で、本名は別にあるんだ、だったらその本名で出てこいよこの野郎、と当時の僕は思ってたんでしょう。

 

僕には名前があって、人によってはあだ名で呼ばれることがあります。というか、本名で呼ばれることはかなり稀です。が、あだ名は一緒にいる人が誰であるかによって変わりますが、どんな呼ばれ方をしても、それがさすのは僕です。人は色んな顔を持ってますが、それは元となる個人の上に乗っかったもので、仮のようなものなんでしょう。本名があって、その上に時と場合によって変化するあだ名が乗っかってるように。生き血をすする者も、遊戯王で遊ぶ僕たちからしたらそれでいいんですが、仮にこのモンスターが実在してたら、この生き血をすする者という呼ばれ方もあだ名の一つに過ぎず、は虫類族の雑魚モンスターという顔も仮のものなんでしょう。つまりは、他人からの認識は自分にとって仮の顔であることばかりで、本当の自分はその下にあるんだと。思います。

 

「マンモスの墓場で生き血をすする者を破壊!ははは雑魚モンスターめ!」とののしられても、これは仮の顔なんだと悟れば自分の進むべき道が見えてくる(マンモスの葉墓場:攻撃力1200)。なんとかと言う会社の営業部長とか、コンビニのバイトとかってのはその人の名前にはなりません。皆自分の名前を持っていて、それが元です。そのオリジナルの自分の攻撃力や守備力は、他人からの評価で上下しません。自分の本当の実力です。多分。働いてて、社会の中ではバイトは社長よりも攻撃力も守備力も低いなーと感じます。装備魔法カードでもないと太刀打ちできません。「トラップカード発動!時間外労働への反発!」みたいな展開にならないと倒せません。ここまで持ってきても盗賊の七つ道具とかで返される可能性もあります。でもそうしたら相手はライフポイント1000払わないといけないので、いくらかダメージを与えられます。どっちにしても、仮の顔で戦ってる場所では他人との間で勝敗があります。でも元となる自分は、過去の自分との勝負な気がしてます。勝負の場所も、どこということはなく、いつでも勝負が始まる可能性があります。だから自分が誰になんと呼ばれても、どんな肩書きを持っていても、本当の自分をチェックしてちゃんとレベルが上がってるか確認したいなと思ってます。

 

こんなことを考えさせてくれた、生き血をすする者。ありがとう、生き血をすする者。

 

以上

最近こればっかだけど冬の雑草むしりが本当につらい

今日は午後から雑草むしりでした。ずっと風があったのでほんとにつらかったです。作業終盤には「このままいくと発狂するこのままいくと発狂する...」と心の中で繰り返してる始末でした。江戸時代の農民でも、冬は農閑期で室内作業をしたり薪をとりに山に入ったりするとかで、寒い屋外でじっと座って寒風の集中攻撃を無防備に受けるようなことはしてなかったはずです。せめて普通に歩くくらいの運動量があれば多少ましなんですが、そんな動作入り込む余地が一切ありません。ただただ冷やされるのみ、という恐怖の仕事です。

 

あまりに雑草が憎くて、なんで雑草が生えるのか調べたところ、風や動物によって種が運ばれて繁殖したり、もともと土に種が混ざっててそれが成長するとかだそうです。この種はかなり小さいもので、一度発芽すると根っこがある限りなんどでも復活するという強靭さです。太陽光を浴びて発芽するらしく、今雑草むしりをしている畑にはニンニクの芽だけ太陽光を浴びるように、穴の空いた黒いビニールシートをしいています。これによって、ニンニクの芽が植わっている以外の場所で雑草が発芽するのを防いでいるというわけです。が、わずかでも太陽光があたれば雑草は発芽するようで、ニンニクの芽周辺におびただしい数の雑草が生えています。雑草をほっとくことによる害は、作物の収穫量や品質の低下が大きいです。農業で生計を立てるなら処理しないといけないものです。

 

雑草が生えないようにするには畑全体に除草剤をまくくらいしか手がないそうなんですが、そうするとなにも栽培できなくなります。作物を植える箇所だけは手でどうにかするしかないということらしいです。

 

将来農業をするかどうかはまだ決めかねていますが、もしそうするなら寒い時期に雑草むしりをしないといけないような作物には挑戦しないでしょう。

 

以上

雑草むしりは二時間まで

今日も朝から雑草むしり。午前も午後も雑草むしり。いくつあるんだニンニク畑。指が悲鳴をあげている。

 

というわけで、今日も一日雑草むしりでした。そろそろ指が雑草むしりのための進化を遂げそうです。ずっとしゃがんでいるので、足の方も深刻なダメージを受けています。左足に若干力が入りにくくなってしまいました。歩くときに左足だけだらしない感じになってます。一時的なものだと思いますが。

 

「やっと終ったー」と思ったら、次のニンニク畑が待ち構えているということが二度、三度と重なり、もう自分はニンニク畑の罠にかかってしまったように感じます。社員さんに聞いたところ、今日取りかかり始めたところが終ったら、あと小さいニンニク畑が一つだけだそうです。ようやく本当の終わりが見えてきました。明日も一日雑草むしりでしょうが、終わりが見えているとメンタル的にいくらかましです。

 

今年に入って十日が過ぎましたが、すっと雑草むしりの日々でした。雨は降るし風は吹くしで、外で作業するにはつらいのですが、雑草むしりなんてそんな寒い中、殆ど動かずに行う作業なので体の冷えが尋常じゃありません。雑草が生い茂ってるところをむしってるときはなおさらです。なので、日が一番照る時間帯が冬の雑草むしりには最適です。晴れていればだいたい昼すぎニ〜三時間が雑草むしりに適した時間帯のようです。三時をすぎるとどんどん寒くなっていって集中力も薄れてしまいます。もうこのニ〜三時間だけ雑草むしりにあててくれたらと思います。その間だと一番パフォーマンスがいいので。

 

以前は農薬や除草剤を使って生産された野菜には抵抗を感じてましたが、自分で畑仕事をしてみると、薬を使わず管理することの大変さを身にしみて感じ、仕方ない面もあるのかなと考え改めました。雑草を手で処理するってことがなんと大変なことか。除草剤使った方が農家の側からしたら断然いいし、高齢の農家にとっては足腰への負担を考えるとそうせざるを得ないんじゃないかと思います。

 

とりあえず、冬に一日合計7.5時間も草むしりをしてると20代前半の自分でも体にこたえます。これは仕方ないことなんでしょうか。雑草。「生えるな!このやろう!」と言いたくなってしまいます。とりあえず、沖縄行きのチケットも予約したし、あと少しで寒さからは離れられるので踏ん張って腐らずにいこうと思います。

 

以上